Class of 2013のHMです。本当に早いもので、卒業が迫ってきて少しノスタルジックな気持ちになるこの頃です。シカゴのビジネススクールは卒業の時期が他よりも少し遅いようで、今年は6月15日が卒業式となります。2年間のサマリーをしようかと思ったのですが、少し早い気もしたので、また次回ということにして、今回は、シカゴでしか学べないであろう、今学期受講している授業を一つ紹介します。Data Miningという授業です。聞いた事がある方も多くいらっしゃると思いますが、簡単に言うと、統計学の一つで、過去の膨大なマーケティングデータやファイナンシャルデータを分析するために必要なスキルを学ぶ事になります。

授業の中では、実際のアマゾンや大手スーパーのデータなどを自分たちの手でプログラムを回し分析します。そこで、現在のマーケティングやデータ分析手法の背景にある理論やその限界などを、実践を通じて理解していきます。受講している生徒の中には、オンライン含め大手小売りのマーケター、Private Equityで働く人、また戦略系コンサルで働く人、起業家など幅広くいます。どこにも共通する重要なスキルの一つということで、自分で実際に手を動かさない人も含めて受講しているように思います。彼ら曰く、データの見方や背景にある考え方を学ぶことも重要ということです。

しかし、恐らく、ここまでゴリゴリと実践的かつ高度なことを一つの授業として扱うビジネススクールはなかなか少ないのでは無いかと思います。シカゴならでは、という側面 かもしれません。シカゴの授業はQuantitativeな分析というのは一つの特徴であり、まさにそれを具現化した授業の一つと言えます。

さて、最後にもう一つ。シカゴはマーケティングにおいてあまり日本では名前が通っていないように感じますが、この点について、少しシカゴについてお伝えしたいと思います。まず、実務経験が豊富で実績のある教授陣が数多くいます。例えば、
http://www.chicagobooth.edu/faculty/directory/m/ann-l-mcgill
http://www.chicagobooth.edu/faculty/directory/d/sanjay-k-dhar
http://www.chicagobooth.edu/faculty/directory/m/arthur-middlebrooks
そして、大学にはマーケティングに特化したKilts Centerという組織があり、研究や企業とのネットワーク(コンサルティングのプロジェクトの立ち上げや著名人の講演会など多数)のハブとして機能しています。

このように、どこでも学べるような戦略のフレームワークにとどまらず、上記のData Miningのような授業を通じたハードスキルからネットワークなど含め、マーケターを育成するという観点では、申し分無い環境があります。キャンパスビジットをされる日本人の方の中には、マーケティングを学びたいという話を聞いたことが無い一方で、クラスメートにはマーケティングを学びに来たという人も多くいる中、少しギャップを感じたので、最後に補足しました。

ぜひマーケティングに興味のある方もシカゴについて知ってもらえたらな、と思いました。

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