1年生のKOです。

過去の記事でも言及されていますが、Chicago BoothはEntrepreneurship系のプログラムがかなり充実しており実際に多くの起業家を輩出しています。日本でも比較的知られているサービスだとBump(i-phoneのアプリケーション)とか、Zip car(カーシェアリングサービス)等でしょうか。

私も今期にBuilding the new ventureというクラスを今期取っているのですが、非常に面白いので紹介したいと思います。(関連記事)

このクラスのハイライトは起業後18ヶ月を擬似的に体験するYourCoというプロジェクト(ゲーム)です。
プロジェクトは、クラス開始と同時に4~6名でチームを組み、実際に自分たちでビジネスプランを練る所から始まります。そしてレポート課題として出されるお題に対して、自分たちならどうするかを報告していきます。

例えば、1週目のレポート課題が、以下の様なイメージです。

Part 1
・ビジネスプランは何か?提供する価値は?
・創業者(自分達の事)の経歴・スキルセットは?事業運営に足りないスキルはどの様にカバーするか?
・起業資金はいくら必要?調達方法は?
・起業後、最初の3ヶ月に行ったその他の活動は?
・18ヶ月の予算、最初3ヶ月のキャッシュフローは?
Part 2
・本レポートを書くにあたって行ったリサーチは?

Part 1の様な課題に対し、架空のベンチャーの活動報告をしていきます。ここで重要なのは、報告する内容は架空の話なのですが、記載する内容については実際にリサーチをし、そのエビデンスをレポートの一部として報告(Part 2部分)するという所です。

「会社を法人化した」という報告をするならば、どの法人形態が適切か、必要な手続き・コスト・期間、リスクは何か、といった点をリサーチ(実際に弁護士にインタビューしたり)し、レポートの内容に反映させて行きます。

提出レポートについては、毎回採点されたものが詳細なフィードバックと共に返却され、プロジェクトトータルでの獲得点数(採点結果)をクラス内で競い合うというのがゲームの概要です。

その他、毎授業の最初にランダムにチームが呼ばれ、レポート内容について教授から質問攻めに合う、ビジネス上の事故(従業員が事件を起こしてニュースになった等)がお題として出され対応を考える、等々ゲームを盛り上げる仕組みが満載で非常に楽しめてます。

また、各回の授業についても、ケースディスカッション、ゲストスピーカー、レクチャーのバランスが取れており、それ単体でも満足度は高いものです。(教授もシリアルアントレプレナー)

先週も、ケースディスカッションで、ある起業家が直面した問題について話し、どの様に問題を解決すべきかを話しあっていたらを、ケースに登場する起業家本人がクラスの後部席からサプライズで登場し、「君たちの言っている事は正論だが、全て戦略論だ。私が当時必要だったのは・・・」と語りだしました。

以上、語り尽くせない感はあるのですが、起業という選択肢について真面目に考えられる良い機会になります。ビジネススクールから得られる価値の1つにインターンシップ経験も含め、自分に何が向いているか、何を成し遂げたいか、(キャリア以外も含め)今後の人生で何を選択するか、をゼロベースで考え、そしてそこを目指す機会・リソースが得られるという事があると思いますが、この授業はその機会を与えてくれるお勧めの授業です!

補足:ちなみに私のチームは旅行代理店ビジネスを運営しているのですが、現在深刻なキャッシュフロー不足に陥っております。。

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